
ケアマネジャーの資格を取得したその先に何が待っているのかーー
それは、「自分自身のアップデート」の始まりです。
私は現在、社会福祉法人に所属し、48件の担当を持つ居宅ケアマネジャーとして働いています。介護保険制度が始まって以降、この仕事は思っていた以上に多岐にわたることを実感しています。
日常的な業務に加え、以下のような会議や研修、連携業務が継続的に求められます。
🔽日常業務・会議
- 事業所内会議:毎週(困難事例も話し合います)
- 町内の在宅支援会議:毎週
- 法人の各種委員会への出席:概ね毎月
- 保険者、地域包括支援センターとの連携協議:年1回
- 上司との面談:年4回(キャリアプラン作成)
🔽制度・専門性向上に関する研修や会議
- 地域包括支援センター主催の自立支援検討会:年1回
- 地域ケア会議:年1回
- 成年後見制度研修:年1回
- 虐待防止・身体拘束廃止研修:年1回
- リスクマネジメント研修:年1回
- 感染症予防研修:年1回
- 意思決定支援研修:年1回
- 精神疾患についての研修(随時)
- 認知症に関する研修(VR体験含む):年1回以上
- 個人情報保護の研修
- BCP(事業継続計画)研修:年1回
- 救命講習:年1回
- 同和研修:3年に1回
- 法人の人事考課に関する研修:年1回(賞与、キャリアアップ直結)
- 地域の居宅介護支援事業所連絡会・集団指導:年1回程度
🔽ケアマネジャー業務
- サービス担当者会議:46件(随時)
- 退院前カンファレンス:11件(随時)
- 退院前家屋訪問:6件(随時)
- 認知症カフェなどの地域イベントへの参加
- ※ なお、認定調査の受託業務は行なっていません。
こうした業務や研修は「やらなければならないこと」ではありますが、視点を変えれば「地域で支えるために、自分自身を成長させていくチャンス」と捉えることができます。
ケアマネジャーに求められる知識と実践力は日々進化しています。法律・制度の理解はもちろん、医学的知識、倫理観、コミュニケーション能力、地域とのつながり、災害時の対応まで、守備範囲はとても広いです。ご利用者に寄り添い、信頼関係を築くためには「学び」と「実践」が不可欠です。
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