もしもピアノが弾けたなら→もしもケアマネジャーがいなかったら

俳優の西田敏行さんが亡くなり「もしもピアノが弾けたなら」を聴く機会が多くありました。

そこで「もしもケアマネジャーがいなかったら」を考えてみました。

サービス事業所で情報を確認してください:ケアマネジャーが不在の場合、ご利用者の情報は各サービス事業所で確認することが必要です。訪問介護、デイサービス、福祉用具貸与など、それぞれが個別に連絡を取る手間が発生します。情報の断片化が進み全体像の把握は難しいと思われます。

給付管理担当者の不在:給付管理を行い、必要なサービスが適切に提供されるよう調整する役目がケアマネジャーです。誰も利用状況を把握しなくなり、過不足が生じる恐れがあります。

サービスの調整はご本人、ご家族がします:サービスの選定や調整は、ご本人や家族が行うことになります。サービスの種類や仕組みを十分に理解していない場合、不適切な選択をしてしまう可能性があります。

家での様子は誰も知らない:ケアマネジャーがいなければ、ご利用者の家庭での様子を総合的に把握する人がいません。事業所間で情報共有が難しくなり、見落としが発生するリスクがあります。

内服薬の情報も不明:薬の服用状況を把握し、必要に応じて医療職と連携するケアマネジャーがいなければ、薬の情報はご本人や家族に直接確認する必要があります。これもまた情報が錯綜する原因となるでしょう。

一人暮らしの問題は事業所間で分担:一人暮らしのご利用者が直面する問題に対しても、ケアマネジャーがいなければ、各事業所が分担して対応する必要があります。結果的に、誰も全体を管理することができず、解決に困難を要するでしょう。

書類の紛失対応は関係者で:介護サービスに必要な書類が紛失した場合も、関わる事業所や関係者が再発行の手続きを行うことになります。担当者が分散している場合、責任の所在が曖昧になり手続きが滞ることも予想されます。

終わりに「もしもケアマネジャーがいなかったら」という仮定が、現場で働く私たち自身の存在意義を再認識するきっかけになれば幸いです。

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