
ご利用者の身体機能低下を防ぐため、できるだけ早くサービスを調整し、利用していただきたい。ケアマネジャーとして、常にそう思っています。
しかし、ご本人にその気がなければ、どれだけ適切な支援を提案しても利用には至りません。無理に勧めればかえって拒否され、最悪の場合、ケアマネジャーの訪問すら拒まれてしまうこともあります。
だからこそ、焦らず、一歩ずつ信頼関係を築くことが大切です。訪問を続け、少しずつ対話を重ねることで、ご本人の気持ちに寄り添う。すぐにサービス利用に繋がらなくても「何かあったらすぐに連絡してください」と伝え、安心できる関係を築いていく。
東京マラソンのように、ケアマネジメントも長距離レース。一気にゴールを目指すのではなく、ペースを守りながら寄り添い続けることが、支援につながる一歩になるのではないでしょうか。
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