
横綱照ノ富士が引退を発表しました。今後は力士の育成にあたるとのことですが、ケアマネジャーの皆さんは自身の退職後のことを想像したことがおありでしょうか。
地域ケア会議に参加したことがあるケアマネジャーの皆さんであれば、一度は「この顔ぶれどこかで見たことがある…」と思った経験があるのではないでしょうか。会議のテーマはさまざまですが、出席者の顔ぶれは地域で活躍されている有識者の方々が中心になることが多いように感じます。役場職員、病院関係者、教員、JA職員など、地域の要職を担った経験があり、退職後も地域で重要な役割を果たしている方々が多く見受けられます。
このような現状の中でケアマネジャー同士の雑談の中で「退職後はこうした役を受けたくない」という意見も耳にします。地域の役割を担うことには時間や労力が必要ですし、現役時代の忙しさから解放されたのちに再び責任を背負うことに戸惑いを覚える方も少なくないと思います。
ふと気づいたことがあります。それは、「自分が退職した頃、地域の仕組みそのものが立ち行かなくなるのではないか」ということです。◯◯自治会のような地域組織は今後存続可能なのでしょうか?高齢化が進む中で、見守りや支援の担い手がいなくなる一方で隣近所に誰もいないということがあるのではないでしょうか?最終的には「自助」が重要になってくることを改めて感じました。
コメント