痛みと苦しみを理解する

利用者が痛み、痒み、だるさと言った症状に悩まされているのに、それをうまく伝えられない状況に出会うことがあります。病院の先生に症状をうまく説明できず、家族からも理解されず、何もしないで横になっていると怠け者のように思われてしまう。そんな利用者を見ると、少しでも楽にしてあげたい、気を紛らわせてあげたいという思いが強くなりますが、何もできないと感じることが多いです。

コミュニケーションを大切にして、どれだけ辛いか、少しでも分かりたいと伝えることで利用者に安心感を与えることが出来ます。どのような時に痛みを感じるかなど丁寧に聞き取ったり、会話中の動作や表情から不快感の程度を観察することで次の対策を練ることもできると思います。

心身の緊張をほぐすための趣味や興味を引き出したり、生活環境を整えたりすることで不快感を軽減することも出来ます。ご家族と連携することで不快感の原因を探ったり、改善に向けた理解を得ることも可能です。

寝具を洗っていなかったり、衣類を着替えていなかったり、入浴できていなかったり、室温の調整ができていなかったりということも案外多いものです。

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