認知症と診断された橋幸夫さんから考える、支える周囲の向き合い方とは

歌手の橋幸夫さんがアルツハイマー型認知症の中等度と公表され、「引退ではなく、これからも歌を届ける」と語られたことに感動しました。ご本人の思いや、支える周囲の姿勢に希望を感じた方も多いのではないでしょうか。

私の父も認知症です。しかし病気の理解ができず、MRIの説明を真剣に聞いても、診察室を出ると忘れてしまいます。デイサービスは楽しみに出かけるようになりましたが、ショートステイや入所の話になると説明が難しくて困ります。

「認知症の本人は痛くも痒くもない」と言われるように、症状に振り回されるのは周囲です。突然、「農機具が盗まれた」と警察に電話をしてしまったり、返納した免許のことを忘れて運転してしまったり・・・・対応に追われます。

「いろいろあるさー」と言いながら泣きたくなる日もあります。認知症の家族の気持ちはわずかながら理解できる部分もあります。ケアマネジャーとしてご本人、ご家族を支えたいと思います。

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