
日々の支援の中で「1日が長くて退屈」という声を耳にすることがあります。退屈な時間は、間食をしたり、つけっぱなしのテレビを眺めたり、気づけばうたた寝をして1日が終わってしまう・・・そんな生活になりがちです。
先日、あるご利用者から「点つなぎの本をもらったら熱中してしまって、あっという間に時間が経つわ」とお話しされました。その方は以前、「毎日が退屈」と感じておられましたが、今はその点つなぎに夢中になり、充実感を持って時間を過ごせるようになったとお聞きし、とても安心しました。
趣味や好きなことに熱中できる時間は、心を豊かにし、生活にリズムを与えてくれます。特に高齢者の方にとって、こうした時間は健康面や精神面でも良い影響をもたらすことが期待できます。
ケアマネジャーとして、ご利用者一人ひとりの興味や性格に合った「夢中になれるもの」を見つけるお手伝いができればと思います。パズルや手芸、絵を描くこと、昔懐かしい写真整理など、個々の好みに寄り添った提案が必要です。ご家族や周囲の人とも連携しながら「心を動かすきっかけ」を見つけていきたいと考えています。
退屈な時間を豊かで意味のある時間に変えることは、ケアの一環としてもとても重要です。ご利用者が日々の暮らしに喜びや充実感を感じられるようにサポートしていきたいものです。
ケアマネジャーの皆さんは夢中になれるものありますか?私は今、リメイク版ドラクエⅢと読書に夢中です。
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