隠し事より真心を

家族の絆を守る説明の重要性

「子供に迷惑をかけたくありません」「親に心配をかけたくありません」。

この1週間で何度か耳にした言葉です。親子それぞれが互いを思いやる気持ちに触れるたび、家族の絆の深さを感じます。その反面、必要な情報を共有しないことで不安を生む可能性もあると思いました。

あるケースで、介護を担う子供さんが精密検査を受けることになり、その説明を母親にどのように伝えるべきか悩んで相談を受けました。この方のお母様は認知機能の低下がなく、日常生活も軽い声掛けで自立されています。私は「きちんと説明をするべき」と助言しました。

理由は、たとえ子供が平静を装ったとしても、母親であれば何かを感じ取る可能性が高いからです。(お母さんにはなんで分かるの?と思ったことありますよねぇ)「どうしたのだろう?」と疑念や不安を抱かせるより、状況を正直に説明する方が精神的な負担を軽減できると考えました。また、親子間での信頼を保つためにも、正直なコミュニケーションが必要だと思います。

ケアマネジャーとして、こうした場面に出会った際、私たちは家族の絆を大切にする選択肢を提案する役割があります。「隠し事より真心を」。家族の思いやりを形にしたいです。皆さんはどのように考えますか?

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