
冬場の安全対策ー高齢者支援に求められる視点
冬の寒暖差が大きくなるこの時期、ヒートショックのリスクが高まることは広く知られるようになりました。最近のニュースでも、女優の中山美穂さんがヒートショックに関連する訃報とされ、一層の関心が寄せられています。これは年齢に関係なく、誰にでも起こり得る問題です。
特に高齢者の場合、浴室や脱衣所などでの急激な温度変化への対応が必要です。健康番組などでの啓発も進み、多くの方が電気ストーブを置くなどの対策を取られていますが、一方で、電気や燃料の高騰により暖房を節約するケースも増えています。
私が訪問してきた中で、以下のような状況を目にすることも少なくありません。
- 室温が極端に低い中、こたつや電気毛布だけで過ごしている。
- 十分に体が温まらないため、低温やけどを負うことがある。
- 寒さの影響で水分摂取が減り、脱水症状が見られる。
ヒートショックのリスクをさらに高める要因にもなります。リスクを十分に理解し、利用者やご家族に適切な助言を行うことが大切と考え、訪問の都度、注意を促したり、体の様子を伺っています。
ケアマネジャーの皆さん、自身のヒートショック対策は万全ですか?
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