「最近、骨折する人が多いのよ。」
ご利用者のご家族との何気ない会話の中で聞いた言葉です。
「近所や知り合いでも、骨折して入院したり通院したりしている人が増えているの。」
この話を聞いて、どこかで聞いたことがあるなと思いました。実は、私たちケアマネジャー同士でも、「この頃、骨折される方が多いね」という話題になることが増えています。
実際に、このようなケースが続いています。
・以前に大腿骨を骨折したことがあり、転倒に注意していた方が、「少しだけ外へ出てみよう」と玄関を出た直後に転倒し、今度は反対側の大腿骨を骨折。手術・入院となりました。
・買い物帰りに重い荷物を持ち上げた瞬間、「グキッ」と音がして受診。腰椎の圧迫骨折と診断され、入院してリハビリを行いました。
・畑仕事を始めようとして転倒し、とっさに手をついて手首を骨折。
・特に転倒した覚えがないのに突然腰が痛くなり、受診すると腰椎の圧迫骨折だったという方もいました。
・椅子に勢いよく腰を下ろしただけで圧迫骨折が見つかった方もいます。
特に冬は注意が必要です。
大雪になると、「寒いからこたつや布団から出たくない」「路面が凍結していて歩けない」「除雪ができず外出できない」など、家の中で過ごす時間が長くなります。
活動量が減ると、筋力やバランス能力は少しずつ低下していきます。その状態で久しぶりに外へ出たり、重い物を持ったりすると、転倒や骨折につながる危険性が高くなります。
だからこそ、大雪で外出できない時期こそ介護予防が大切です。
自宅の中でも、椅子からの立ち座り運動や足踏み、かかとの上げ下げ、ストレッチなど、無理のない範囲で体を動かすことは筋力維持につながります。
「外に出られないから何もしない」ではなく、「家の中でもできることを続ける」。
毎日の小さな積み重ねが、転倒や骨折を防ぎ、いつまでも自分らしい生活を続けることにつながります。


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