障がいを乗り越え、自分らしい楽しみを見つける力

クイーンズ駅伝や野球、ゴルフ、相撲、バスケ、サッカー、競馬など世間ではスポーツやレジャーに話題が尽きない季節です。テレビや新聞は賑やかです。私もバスケを楽しみにしているところです。私のご利用者の中にも、多趣味でこれらの話題に詳しい方がいらっしゃいます。

その中のお一人、脳梗塞による片麻痺で多くの趣味を失った方のエピソードを紹介したいと思います。当初、この方は楽しみにしていた趣味を諦めざるを得なくなり、大きな喪失感を抱えていました。しかし、「今の自分にできること」を模索し続け、ついにご自身で新たな楽しみを見つけられたのです。

デイサービスで披露するマジック、繊細な折り紙細工など、できることを一つずつ試しながら「これなら自分にもできる!」と感じる活動を見つけられました。今では「毎日が楽しいわ」と笑顔でお話しされ、その姿に私たちも励まされています。

障がいを持つと、挫折を経験される方が多い一方で、この方のように自分の可能性を信じ、新しい喜びを見出す力を発揮される方もあります。その強さや前向きな姿勢には、心から敬意を抱かざるを得ません。

ケアマネジャーは失ったものに寄り添いながらも、新たな可能性を見つけられるよう支援する立場です。趣味や楽しみの再発見はご利用者の生活の質を大きく向上させる力があります。このエピソードを通じてご利用者の潜在的な力を信じ、高めていけたらと思います。

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