
「ケアマネジャーは業務外の仕事が多い」と話題になることがあります。確かに、訪問や書類作成のほかに、家族調整や通院付き添い、福祉用具の手配など本来業務の他に、つい手を貸したくなる場面も多く、「これも仕事?」と思ってしまうこともあります。
では、そもそもケアマネジャーとは何をする人なのでしょうか?
介護保険法では、「要介護者又は要支援者からの相談に応じ、心身の状況に応じて適切な居宅サービス等を利用できるよう、連絡調整等を行う者で、介護支援専門員証の交付を受けたもの」と定義されています。(※一部省略)。
つまり**「連絡調整等を行う専門職」**ということですね。
その「連絡調整」も、時代とともに変化してきました。制度が始まった当初は、電話とFAXが中心でしたが、今ではSNSやショートメッセージが活用できる時代になっています。
たとえば・・・・
・ご本人が難聴で電話が難しいときには、LINEやSMSで内容を伝えることができます。
・働くご家族には、電話でなくLINEやメッセージを送ることで、ご都合の良い時間に返信をいただけます。
・遠方のご家族とも、すぐに連絡を取ることができます。
・利用者から「明日のデイをお休みしたい」と連絡があれば、その場ですぐ事業所へ伝達できます。
デジタル技術の進化で、連絡の取り方は多様になり、私たちケアマネジャーの業務もより効率的になってきました。ケアマネの生産性改善はITの活用が鍵
「ただの連絡」ではなく、「関係者全体の状況を把握しながらの連絡調整」。これが、私たちケアマネジャーの重要な役割です。
DX(デジタルトランスフォーメーション)が盛んに叫ばれています。より良い支援のために!!
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