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防犯カメラが“見守りカメラ”に。」認知症の父を支える私の工夫と安心

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介護をしていると、「今、どうしているかな」「何かあっても気づけないのでは」と心配が尽きません。

私も同じでした。そんな中で設置した防犯カメラとペットカメラが、いつの間にか父の”見守りカメラ”となり、日常生活の安全を支えてくれています。この記事では、実際にカメラを導入して助かったこと、生活の改善につながった工夫、そして感じたメリット・デメリットをお伝えします。

皆さんは、ご自宅に防犯カメラを設置されていますか?私は、屋外には防犯カメラ、屋内にはペットカメラを設置しています。もともとは防犯目的でしたが、結果的にこれが「認知症の父の見守りカメラ」となり、随分と助けられています。

来客も、確認できて安心

ある日、スマートフォンのアプリに来客が移りました。帰宅後、父に聞いても「誰だったか覚えていない」とのこと。スマートフォンのアプリを詳細に確認すると。訪問販売の方が来ていたことが分かりました。なんと、父が住所・氏名を書いて契約をした置き薬が!すぐに販売会社へ電話し、引き取りに来てもらいました。カメラがなければ契約したままになっていたと思います。

食事の様子から分かった「生活の工夫」

食事の状況も把握できます。昼食後に再びご飯を食べていることが何度かあり、記憶が曖昧なせいで「食べたことを忘れてしまう」ようでした。そこで、昼食は弁当を作り、父の部屋に置いておくことで、キッチンに行く必要がないよう工夫しました。また、時々仏間に行く様子が見られたので、線香やろうそくは片付けることにしました。

家族が知らない「ひとり時間」の出来事

在宅介護では、要介護者が一人で過ごす時間が意外と長いものです。カメラを通して、家族が知らなかった出来事が見えてくることもあります。その気づきをもとに、環境を整えたり、介護サービスを増やしたりと、生活の改善にもつながります。

ただし、「見すぎ」はストレスになることも

一方で、カメラ画像を気にしすぎると、心がモヤモヤすることもあります。スマートフォンのアプリに反応がある度に確認していると逆に自分が疲れてしまうのです。無理なく活用するバランスが大切だと感じています。

防犯カメラとペットカメラ。今では父の見守りに私自身の安心に欠かせない存在です。(ちなみに、ペットを見るときは本当に癒されて楽しいです!)

まとめ

  • 防犯カメラやペットカメラは、介護の「安心ツール」としても活用できる。
  • 映像から生活の変化に気づき、早めに対策できる。
  • ただし、見すぎはストレスになるので、ほどよい距離感で。
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