「それは本当に、本人のためなのだろうか。」
介護の現場で支援を続けていると、そんな問いに立ち止まる瞬間があります。
一人暮らしで、掃除が行き届いていない。お風呂に入る回数も少ない。周囲からは「サービスを使った方がいい」という声が上がる。
けれど、本人は言います。「自分のペースで生活したい」と。ご家族も「本人が望まないサービスは無理に利用させなくても良いです。お風呂は若い頃から嫌いです」と。
安全、清潔、社会参加。それは確かに大切なこと。でも、それを望んでいるのはーー誰なのでしょうか。
支援者としての“正しさ”と、本人が選び取っている“生活”。その間で揺れながら、私は今も答えを探しています。