その作業、本当に必要ですか?〜ケアマネジャーこそ「生産性向上」の視点を持つ〜

最近、「生産性向上委員会」を立ち上げた法人もあると思います。居宅介護支援事業所は対象ではありませんが、法人が対象となる場合は委員会のメンバーにケアマネジャーも参加しているのではないでしょうか。

一見すると企業や製造業の話のようにも感じますが、私は常々、**ケアマネジャーこそ生産性向上の視点を持つべきでは?**と思っています。

介護保険制度は、同じようなことを何度も確認したり、記録したりする制度設計になっている部分が少なくありません。だからこそ、これまで「当たり前」に行っていた業務を見直すチャンスでもあるのです。

まず考えたいのが、「導入している介護ソフト、フルに活用できていますか?」ということ。

例えば

・ソフトに入力すれば済むのに、わざわざExcelやWordに別入力

・アセスメント様式がシステム内にあるのに、自分が使いやすいと感じた他の様式をネットからダウンロード

・事業所内でケアマネごとに書式がバラバラで、情報共有や引き継ぎに手間取る

「慣れている様式の方が入力しやすい」という気持ちもわかります。ですが、**その”慣れ”が非効率を生んでいないか?**と一度立ち止まって考えることが大切だと思います。

介護ソフトの機能は、うまく使えば一度の入力で計画書作成・担当者会議資料・モニタリング記録に活用できるように設計されています。(ソフトによります)

つまり、「一回の入力で多用途に活かせる」方法があるなら、それを選ぶのが一番効率的なのです。

業務量が多く、気づけば残業が増えてしまうケアマネ業務。だからこそ、「必要なことにしっかり時間を使う」ために、不要な重複作業を減らす工夫が求められると思います。

「生産性向上」は、ただの合理化ではなく、ケアの質を保ちながら疲弊しない働き方を見つけるということなのではないでしょうか。

資格
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
ケアマネのはせさんをフォローする
スポンサーリンク

コメント

PAGE TOP
Verified by MonsterInsights
タイトルとURLをコピーしました