ケアマネとして働き始めたばかりの頃は、フェースシートを埋めることや、決められた質問を漏れなく聞くことに精一杯になりがちです。
それ自体はとても大切なことですが、そこだけに意識が向いてしまうと、本当に大事な部分を見逃してしまうことがあります。
ご利用者本人やご家族の話を、焦らず丁寧に聴いてみてください。
言葉そのものだけでなく、話し方や間、表情に目を向けると、本音が少しずつ見えてきます。
特に、ご家族が要望を話している場面では、ご本人の様子を意識して観察してみましょう。
笑顔でうなずいているのか、少し緊張した表情なのか。
黙って聞いているのか、何か言いたそうにしているのか。
その小さな変化は、ご本人の思いを知る大切なヒントになります。
長くケアマネを続けていく中で、こうした観察力や洞察力は自然と身についていきます。
目の前で話している人だけでなく、同席している全員の表情や雰囲気を感じ取ることを意識してみてください。
そして、観察したうえで「今、どんな声かけをするか」「どう切り出すか」を考えることが、ケアマネの腕の見せどころです。
その一言が、ご本人の思いや希望を引き出し、より良い支援につながっていきます。