
今年のお盆休みは長かったこともあり、遠方に住むお子さんが帰省されたご家庭も多くありました。その際、「ケアマネジャーに会いたい」と声をかけていただく機会があり、数名のご家族と面談しました。また、モニタリング訪問では、ご利用者ご本人からお子さんとのやりとりについて伺う場面もありました。
子どもさんからの相談内容
- 「親がいつまで家で過ごせるのか心配」
- 「家で過ごせなくなった場合、どんな選択肢があるのか知りたい」
介護の中心は普段近くで支えているご本人や配偶者ですが、帰省時に一気に課題に直面したお子さんからの相談も多く寄せられます。お話を伺い、支援をしていただけることを明確にしています。
ご利用者(親御さん)から伺った声
- 「高齢になってできないことが増え、子どもが心配してくれるのはありがたい」
- 「持ち家の片付けをするように言われた」
中には、持ち家の処分についてお子さんから言われて、「私がまだ生きているのにそんなことを言うんだよ。戻ってきて家を守ろうと言う気持ちが、今の人にはないんだ。もう子どもには頼らない!」と強いお気持ちを語られた方もおられました。
家と暮らしをめぐる思いの違い
親御さんにとって「家」は生活の拠点であり、思い出が詰まった大切な場所です。一方で、子ども世代は県外で自分たちの生活があり、不便な田舎の持ち家に戻って暮らすという選択肢は現実的ではないことも多いものです。
最近では、大きな家具や不用品を修繕や買い替えのタイミングで少しずつ整理していくご利用者も増えています。「自分の家は自分の代で完結させる」そんな割り切りも、時代の流れの中で必要になってきているのかもしれません。
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