妻の退院を待つ夫の想いに寄り添うケア

「ばあさんは退院すれば元気にまりますわ。帰れば料理の作り方を聞かんといけんです」と、妻の退院を心待ちにされている夫の言葉が思い出されます。医師からは、認知症の進行や今後の生活について説明を受けておられるはずですが、それでも今までの妻の姿を思い浮かべ、治療してもらったから元気になって帰ってくるという期待を抱かれるのは、夫として当然の気持ちです。

夫の不安や期待を受け止めながら、現実とのバランスをとった支援をしていくことが重要です。無理に現実を突きつけるのではなく、夫の気持ちを尊重しつつ退院後の生活をサポートしていく姿勢が求められます。退院後の数日は続けて訪問を行う予定です。

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