自助が鍵:高齢者支援の現場から見た防災の現実

先日、町の防災専門の方と共に土砂災害危険区域に居住する利用者のモニタリング訪問を行いました。現場では、万が一高齢者等避難の指示が出た場合、躊躇せずに指定避難場所に避難するようにという重要なアドバイスをいただきました。しかし、地域の現実を目の当たりにしました。訪問先の方に「近隣に援助してもらえる方はいますか?」と尋ねたところ「空き家が多く、自分たちより高齢の世帯ばかりです」との回答が返ってきました。また、ご親族の援助を期待できるかどうかについても「子どもは遠方に住んでいますし、親族も高齢でとても無理です」とのことでした。自助の重要性を痛感しました。

災害のニュースを聞くたびに、他人事では済まされないという強い思いが込み上げてきます。私たちケアマネジャーは地域の皆さんが自助の力を最大限に発揮できるよう、日々の支援活動に努めていく必要があります。今一度防災への意識を高めて行きたいと思います。

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