帰省したら、親の背中を見てほしいーー一緒に過ごすだけでは気づけない変化

介護者の時間

改めて、親の背中を見たことがありますか。

久しぶりに会った親の背中が、以前より少し小さくなったように感じることがあります。

「歳をとったな」と思うかもしれません。

でも、それは親が小さくなったのではなく、自分が大きくなったからなのかもしれません。

子どもの頃は、いつも大きく見えていた親。何でも知っていて、何でもできるように見えていた親。

その親も、年齢を重ねれば少しずつ変化していきます。

お盆休みなどで実家に帰省する機会があれば、親と一緒に食事をしたり、昔話をしたり、楽しい時間を過ごしてほしいと思います。

そして、もう一つ。

「今の親の暮らし」を見てほしいのです。

親は今、どんな暮らしをしているのだろう

離れて暮らしていると、電話で話しているだけでは分からないことがあります。

「元気にしているよ」

そう言っていても、実際に家に行ってみると、以前とは違うところが見つかるかもしれません。

例えば、薬。

どんな病気で薬を飲んでいるのか。処方どおりに飲めているのか。飲み忘れていないか。

歯の健康はどうでしょう。

歯磨きはできているのか。入れ歯はきちんと管理できているか。

家の中にも変化がある

家の中も少し見てみてください。

冷蔵庫を開けてみると、賞味期限の切れた食品がたくさん入っていないでしょうか。

同じ食品がいくつも買ってあることはありませんか。

トイレや浴室は、以前と同じように掃除できているでしょうか。

蛍光灯が切れたままになっていないでしょうか。電池が切れて使えなくなっているものは

ありませんか。

高いところに物を置いていないでしょうか。

以前なら簡単に取れた場所でも、今の親にとっては手が届きにくくなっているかもしれません。

落下すると危険なものが高い場所に置かれていないかも確認したいところです。

そして、気になるのが火の元です。

ガスコンロの周りが油汚れでいっぱいになっていないでしょうか。

「前はできていたのに」が増えていないか

帰省するたびに、少しずつ変わっていることがあるかもしれません。

そんな小さな変化が、親の身体や認知機能の変化を知るきっかけになることがあります。

親をチェックするためではありません

大切なのは、親を評価することではありません。

「今、親はどんな暮らしをしているのだろう」と知ることです。

不安なこと、困っていること、これからのことを一緒に考えてみましょう。

必要があれば、かかりつけ医や地域包括支援センターなどに相談することもできます。

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