グループホームに申し込みをしていると、ある日突然、
「お部屋が空きました。入居はどうされますか?」と連絡が入ることがあります。
我が家もまさにそうでした。
その時、「今の状態ならまだ頑張れそうだから、もう少し先でもいいかな」と思う方もおられるかもしれません。しかし、入居を断ったのちに介護が大変になったとしても、すぐに次の空きが出るとは限りません。
特に認知症の介護は、ある日を境に急に負担が大きくなることがあります。入居の連絡があった時は、一つの機会として前向きに検討することも大切だと感じました。
入居準備は記名が大仕事
入居が決まると、施設から準備物の説明があります。
衣類や下着、タオル類など、持ち込むものには基本的に全て記名が必要です。
我が家も一つひとつ名前を書きながら、「いよいよ新しい生活が始まるんだな」と実感しました。
準備はなかなか大変ですが、毎日の介護を続けることに比べれば、ほんの一時の頑張りです。
馴染みのあるものを持って行く
グループホームでは、その人らしい生活を続けることが大切とされています。そのため
- いつも着ていた服
- 長年使っているバッグ
- 大切にしているお守り
- 愛用している小物
などは、できるだけ持って行くことをおすすめします。
また、お部屋に飾っていた写真や置物なども安心につながります。見慣れたものが身近にあることで「ここは自分の居場所だ」と感じやすくなるからです。
新しいものばかりにしない
入居を機に衣類などを新調したくなることがあります。もちろん下着やタオル類は新しくしても良いと思いますが、洋服については普段から着慣れているものを持参する方が安心です。
(*持ち物の色や質にこだわりがある場合は特に注意が必要です。)
認知症の方の場合、見慣れない服を見て、
「これは私のものじゃない」
と混乱してしまうことがあります。長年着てきた服には、その人の生活の歴史が詰まっています。少しくたびれていても、本人にとっては安心できる大切な持ち物なのです。
最後に
グループホームへの入居準備は、物を揃えるだけではありません。これまでの暮らしを新しい場所へ引き継ぐ準備でもあります。
本人が安心して新しい生活を始められるように、馴染みのあるものや大切なものを一緒に持たせてあげてください。
準備は大変ですが、きっとその先には家族の安心と新しい生活が待っています。

コメント