私が所属する法人には、人事考課制度があります。
年度の前半は、自分で立てた目標を意識しながら仕事に取り組みます。そして後半になると、その取り組みや日々の仕事を振り返り、評価を受ける時期になります。
この評価は、ボーナスにも反映されます。
そして、その先には新年度の昇給や昇格もあります。
自分では「できている」と思っていても
人事考課では、単純に「仕事ができた」「できなかった」だけを見るわけではありません。
業務プロセス、仕事に対する姿勢、マネジメントなど、さまざまな項目について振り返ります。
ケアマネジャーであれば、ケアマネジャーとして求められている職務内容を理解し、その職務レベルに達しているかについても自己チェックします。
まず自分自身で評価し、その後、上司との面談を行います。
この「自己評価」がなかなか難しいものです。
長年仕事をしていると、
「これくらいはできている」「今までこのやり方でやってきた」「自分なりには頑張っている」
と思うことがあります。
私自身も長くケアマネジャーとして仕事をしてきました。
けれど、経験年数が長いことと、法人から求められる職務レベルに達していることは、必ずしも同じではありません。
「自分なりに仕事ができている」ということと、「組織から求められる人財になる」ということには、少し違いがあるのだと思います。
目指すところは人それぞれ
職員が目指す方向も、それぞれ違います。
資格取得をし、将来は管理職を目指す人もいます。
認知症についてさらに深く学び、その分野のプロフェッショナルを目指す人もいます。
現場で経験を積み、利用者や家族への支援力を高めたい人もいるでしょう。
全員が管理職を目指す必要はありません。
それぞれが自分の得意なことを伸ばしながら、「こんな仕事ができるようになりたい」という目標を持つことも大切だと思います。
人事考課は、その方向を上司と確認する機会でもあります。
評価されるということには厳しさもある
もちろん、良い評価ばかりではありません。
職務規定を守ることができず、何度も注意や指導を受けても改善されない場合には、降格になることもあります。
仕事とは、やはり厳しいものだと思います。
「一生懸命やっているから」というだけでは、評価されないこともあります。
決められたルールを守ること。自分の役割を理解すること。必要な知識や技術を身につけること。周囲と協力して仕事をすること。
組織の一員として働く以上、求められるものがあります。
頑張りを認めてもらえることも大切
一方で、人事考課は厳しさだけの制度ではないと思っています。
日頃の頑張りを上司に見てもらい、認めてもらえる機会でもあります。
「ここはよくできている」「この部分は成長した」「次はここを目指してみたらどうか」
そんな評価を受けると、「もう少し頑張ってみようかな」
という気持ちになります。
年齢や経験年数に関係なく、自分の仕事を誰かに認めて守られることは、やはりうれしいものです。
そして、自分では気づかなかった課題を指摘されることもあります。
耳の痛い話もありますが、それもまた自分の仕事を振り返るきっかけになります。
今年度後半、自分は何を目指すのか
今年度も後半戦。
忙しい毎日の中では、目の前の仕事をこなすことで精一杯になりがちです。
ケアマネジャーの仕事も、利用者宅への訪問、モニタリング、サービス調整、給付管理、家族や関係機関との連絡など、次から次へと仕事があります。
だからこそ、ときどき、立ち止まって、
「私は今、何ができているだろう」「これから何を身につけたいだろう」「法人から求められている役割を果たせているだろうか」
と振り返る時間も必要なのだと思います。
長く仕事をしていても、まだまだ学ぶことはあります。
評価されることには緊張もします。
それでも、頑張ったことを認めてもらい、次の目標が見えてくると、また少し向上心が湧いてきます。
またひとつづつ、日々の仕事を積み重ねて、成長に繋げていきたいと思います。

コメント